美人湯の条件はイオン濃度?!「アルカリ泉」「中性泉」「酸性泉」

美人湯の基準|「アルカリ泉」「中性泉」「酸性泉」とは?

温泉にはさまざまな分類方法があり、「含有成分で分ける泉質」以外に「イオン濃度」で分ける方法があります。

 

いろいろな温泉の成分分析表に、「ph濃度」が表示されていますが、この「ph」がイオン濃度を表す数字です。

 

いわゆる美人湯といわれている温泉は、「アルカリ泉」か「酸性泉」で、どちらもお肌に与える特有の効能があります。

 

これを知っておくと「美肌に効果がある温泉」がわかりやすくなりますから、「温泉選び」が一層楽しくなります。


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温泉表示にある「ph」って何のこと?

小学校のときに、理科の時間に「リトマス紙」を使う定番の実験学習があります。

 

見た目は透明な水が、どんな性質があるのかを分類する実験ですが、中に入っている成分によって、リトマス紙の色が変わった記憶がありますよね。

 

「水」は、水素イオンと水酸化物イオンでできています。(水の化学記号がH2O) この2つのイオンのバランスが、変わると水の性質が変わります。

 

例えば、アルカリ性の水は、水素イオンが少なく、水酸化物イオンが多い水。(リトマス紙は青に)酸性の水は、その逆です。(リトマス紙は赤になります)

 

ふつうの水のph濃度は「7」で、これより水素が少ないと「アルカリ性」。水素が多いと「酸性」になります。おおざっぱにいうと、アルカリ温泉と言われる温泉は、ph7以上。酸性泉といわれている温泉は、「ph7以下」の温泉です。

 

アルカリ温泉は「ヌルヌル」。酸性泉は「ピリピリ」するお湯です。ph濃度で水の感じが変わります。

 


「アルカリ泉」と「酸性泉」で入った感じが違う!

ここからが、肝心なお湯の感触のお話です。アルカリ泉と酸性泉では、お湯に入った感触が全く違います。しかも、効能や注意点でも違いますから、ぜひとも覚えておきましょう。

 

強アルカリ泉 ph8.5以上
弱アルカリ泉 ph7.5〜8.5
中性泉 ph6〜7.5未満
弱酸性泉 ph2〜3未満
強酸性泉 ph2未満

 

美人湯人気NO1!「アルカリ泉」ph7.5以上の温泉

 

「ph7.5」以上のアルカリ性の温泉を「アルカリ泉」といいます。

 

普通の水よりも若干アルカリ性に傾いている「ph7.5〜8.5」の場合は、「弱アルカリ泉」。「ph8.5」以上になると、「強アルカリ温泉」と呼ばれます。

 

アルカリ温泉は、お肌の古い角質を溶かす性質があり、入浴するとお肌が「ぬるぬる」「すべすべ」します。強力な石鹸水に入っているようなイメージで、美肌の湯としても人気が高いお湯です。

 

濃度が高いほど、普通の水とは違う感覚が明確にわかるので、アルカリ温泉巡りをしている女性も多いのもうなずけます。

 

アルカリ泉は、いわゆる鉄泉などの「療養泉」よりは「単純泉」に多いのも特徴のひとつです。単純泉というのは、特殊成分が温泉法の規定量には達していない温泉のことですが、温泉地によって違う地中のミネラルの影響で、どこも同じというわけではありません。温泉地の特徴を調べて、単純泉巡りをしてみるのもおすすめです。

 

中性泉 ph 6〜7.5未満

 

中性泉は、イオン濃度が真水に近い温泉です。お肌でわかる感触はほとんどありませんが、鉄泉などの療養泉に多いタイプです。

 

酸性泉 ph3未満

 

酸性泉は、ph2〜3未満を「弱酸性泉」、ph2未満のお湯を「強酸性泉」といいます。塩酸や硫酸、ほう酸などが含まれているものが多いのが特徴です。

 

「酸性泉」は、殺菌能力が高く、お肌表面の角質をはがす特性があり、体の新陳代謝を促す効果があるといわれています。そのため、昔から慢性的な皮膚病などの治療にも使われてきた泉質です。

 

ただ、お肌の弱い方はピリピリとした痛みを感じる場合がありますから、十分注意が必要です。また、下痢気味の方も、症状が悪化する可能性がありますから注意しましょう。

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