更年期に効く温泉|9種類ある泉質!その違いと効能とは?

更年期に効く温泉|9種類ある泉質!その違いと効能とは?

温泉は、大きく分けて9種類の泉質に分けられています。

 

主に、更年期障害に効く泉質は、3種類(「含鉄泉」「ナトリウム塩化物泉」「炭酸泉」)ですが、そのほかの温泉にも、更年期に出る症状に合うものも多いのです。

 

また、ほとんどの温泉は、いくつかの泉質が組み合わさっています。そのため、「温泉はひとつひとつ泉質が違う」ともいえます。しかも、同じ温泉地でも、施設によって泉質が異なることもあり、これは、複数の源泉をかかえる温泉地に多い特徴です。

 

温泉選びは、施設ごとの泉質をチェックするのも、楽しみのひとつ。まずは、9種類の泉質について、知っておきましょう。

 


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温泉の泉質の特徴

単純温泉

 

源泉から湧き出る「お湯の温度」が、25℃以上。含有物質が、ほかの泉質の規定値に満たない場合、「単純温泉」に分類されています。現在のところ、日本の温泉地で一番多い泉質です。

 

全体的に、刺激が少ないため体にやさしい泉質です。規定値に満たないとはいえ、様々な物質が少量ずつ含まれていたり、何かの物質が多い源泉もあります。

 

効能:疲労回復、神経痛や肩こりの緩和、病後療養、慢性消化器病など。

 

炭酸水素塩泉

 

アルカリ性の泉質で、phが高く、ヌルヌル温泉が多いのが「炭酸水素塩泉」です。重炭酸土類泉と、重曹泉に分けられます。

 

この泉質は、石鹸水のような効能があり、肌の余分な皮脂を除去します。そのため、肌がツルツルヌルヌルするのが特徴。入浴後は、しっかりお肌ケア必要があります。

 

効能:湿疹やアトピーなどの皮膚疾患、切り傷や打撲、肩こり、冷え性など。

 

硫酸塩泉

 

硫酸塩泉は、別名「傷の湯」とも呼ばれる泉質。血液に酵素を送り込む作用があり、保温効果があります。

 

効能:高血圧、動脈硬化、切り傷、火傷、冷え性など。※飲用の場合:糖尿病や肥満症、慢性便秘緩和にも。

 

硫黄泉

 

硫化水素ガス特有の「卵のような匂い」がする泉質です。源泉や噴気孔に、黄色い硫黄の結晶ができる泉質で、これは「湯の花」として活用されています。

 

抹消血管を拡張させるため、万病に効くといわれる泉質でもあります。刺激が強いので、湯あたりに注意が必要です。

 

効能:慢性皮膚病、高血圧、動脈硬化、肩こり、冷え性緩和など。※飲用の場合、慢性便秘解消効果。

 

放射能泉

 

「ラジウム泉」「ラドン泉」とも呼ばれる泉質で、微量の放射能を含む泉質です。温泉の含有成分は、気体化するため、肌を通して成分が浸透ことはありません。

 

呼吸器を通して体内に取り込まれますが、すぐに排出されるため、とくに心配することはありません。

 

効能:血流促進、高血圧、動脈硬化、リウマチ、肩こり、神経痛、慢性皮膚病、胆石、慢性消化器病など。

 

酸性泉

 

Phが低い泉質で、殺菌作用が強く、皮膚を引き締める効能があります。長く入りすぎると、湯ただれを起こす場合があるため、注意が必要です。

入浴後は、真水で体についた成分を落とすのがおすすめです。

 

効能:アトピー性皮膚炎、水虫などのほか、冷え性、肩こり、打ち身、くじきなど。

 

※写真はすべてイメージです。

 

「含鉄泉」「ナトリウム塩化物泉」「炭酸泉」

 

残りの3つは、「含鉄泉」「ナトリウム塩化物泉」「炭酸泉」です。
詳しくは、こちらを参照ください。更年期に効く温泉|更年期の不調に効く3つの泉質とは?

 

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